Skip to main content

/ 3

/ 3
top

北欧風アーバンガーデニングの提案

すっかり暖かくなり、ガーデニング愛好家の方々は自分好みの色彩豊かなガーデンを整えていることでしょう。それはまさに芸術的な創作ともいえます。しかしWexthuset Japanでは新しいガーデニングの提案をしています。「北欧風アーバンガーデニング」はより手軽で無理のないガーデニングを楽しむ方法です。桜が舞い上がる頃にWexthuset Japan代表の綿谷浩明氏を訪ねて彼らが提案するガーデニングの考えや事業戦略について取材をしてきました。

英国などの欧米風ガーデニングは日本でも人気が確立されている一方で、「北欧風アーバンガーデニング」という言葉はつい最近まで日本で耳にすることはありませんでした。Wexthuset Japan代表の綿谷氏も同様です。2014年に早稲田大学ビジネススクールにてMBAプログラムを受講していた際にスウェーデン人の友人、Ronnie Sandstromとの交流の中で知ったそうです。

Sandstromさんの母親であり、実業家でもあるLena Ljungquistこそが2003年にWexthusetを設立した創業者でした。自宅の庭から始まったガーデニング用品のオンライン販売では、鉢やライト、水耕栽培ステーションなどを扱っていました。今ではスウェーデンだけでなく、北欧諸国やヨーロッパ各国でも人気の製品となりました。

北欧風ガーデニングに魅せられた綿谷氏は「日本のライフスタイルにもぴったりだと思った。庭がなくても室内で楽しめ、場所を取らないので狭い日本の住宅でも十分に可能で、簡単で効率的に生活に潤いを与えられる」と説明します。

また、この事業に関心を持った理由として競合が少ない点が挙げられます。「日本ではまだほとんど知られていないガーデニングスタイルであり、独自に調べたところ、競合がほとんどいなかった」と言うことです。

実際に2016年と2017年にスウェーデンを訪れ、Ljungquist社長に直にビジネス戦略を訴え、2018年に埼玉県朝霞市にて日本におけるフランチャイズ事業を開始しました。

「日本におけるビジネスモデルもスウェーデンのものと同様で、Wexthuset Japanの公式サイトでのみ販売を行う。取扱製品は全てスウェーデンから輸入したもので、国内産は輸入規制のあるタネ、土、肥料、その他の付属品等となります。」

日本では認知され始めたばかりのため、現在は様々なPR活動に注力しているようです。年初にはラジオ番組に出演し、北欧風アーバンガーデニングへの情熱を語ったそうです。その他、InstagramやTwitterなどのSNSも活用して情報を発信しています。

綿谷氏は現在の知名度の低さをむしろ伸びしろだと捉え、「既存のガーデニングスタイルとは全く異なる新しい市場が生まれるまでにそう長くはかからないだろう。ガーデニング未経験者を潜在顧客とし、手軽で簡単な北欧風のアーバンガーデニングで生活の中に緑を取り込んで欲しい」と意気込みを見せています。

今後もSCCJを含む様々な外国商工会議所のイベントに出展し、短期的なゴールとしてB2C事業を強化したのちに、B2Bにも力を入れていく考えです。

Wexthusetは日本に参入したばかりですが、親会社である朝霞伸管工業は1935年に設立されています。伸銅業から始まり、2006年頃からは不動産を中心に様々な分野で事業を広めています。綿谷氏は同社4代目社長になります。

綿谷氏とWexthuset JapanスタッフはSCCJ入会により、北欧風アーバンガーデニングの魅力を広めていけることに期待を寄せています。

SCCJへの入会を心より歓迎します。
Wexthuset Japanの詳細はこちら(https://www.wexthuset.jp/